株式会社アルシス

Service

リビングで楽しそうに過ごす家族”

全館空調システム・SATERA空調システム

Air conditioning

現在でも様々な全館空調システムが販売されていますが、
そのどれもにメリットもあればデメリットもあります。
SATERA空調システムは既存の全館空調システムのデメリットを
できる限り解消し、導入しやすい全館空調システムとして開発を行いました。

よく、全館空調で『夏涼しく冬暖かい』のフレーズを耳にしますが、それは人によっては涼しい又は寒いになってしまいます。
SATERA空調のコンセプトは、『夏暑くなく、冬寒くない』です。老若男女により体感の温度には差があります。
お住まいになる皆様誰もが快適に過ごせる温度調整が可能な全館空調です。

air conditioning

POINT Why system Required

なぜ
全館空調システムが
求められているのか

夏に起きる熱中症での死亡事故。冬に起きるヒートショックでの死亡事故。
室内の温度環境によって死亡事故が発生するケースが近年増えてきました。

太陽のアイコン夏の熱中症

熱中症による救急搬送数(5月~9月)は年々増加しています。

2007~2009年は7~9月、2010~2014年は6~9月
(総務省消防庁データより作図)

2007年から2017年に熱中症で緊急搬送された人数のグラフ

雪のアイコン冬のヒートショック

冬の室内の寒暖差で発生するヒート
ショック。
死亡者は、2011年約1万7000人となり、
交通事故死約4000人をはるかに上回る状
態です。

ヒートショックが起こる原因を表したイラスト
昔ながらの住宅やマンションでは家の中で温度差があることが普通だったので、
「室内の温度差になんの問題が?」とお考えの方がまだまだ多いのが現状ですが、現代の高気密・高断熱住宅であれば、家の中の温度差をほぼなくすことができます。

家の中の温度差がなくなれば、年中快適に過ごせるだけではなく、熱中症やヒートショックなどの事故を防ぐ可能性が上がります。

今後も全館空調システムのニーズはますます高まっていくと考えられます。

POINT Explanation of SATERA

SATERA空調システム
とは

3分でわかるSATERA空調システム

POINT Challenges for construction shops

施工店にとっての課題

お客様に全館空調システムのニーズがあるのはわかっている。
「でもどうやればいいのかがわからない…」
これが多くの施工店様が抱える課題です。

全館空調の採用を検討したいが、
設計・仕様をどうすればいいのか…施工や指示はどうすれば…
施工実績もないし、お客様に提供するからには保証やメンテナンスまで考慮する必要がある。
そのノウハウがないから全館空調ができない。

そんな施工店様の課題を解決できるのがSATERA空調システムです。

Merit 01

バツマークと空調室のイラスト

階間(上下階の天井裏)
および床下(基礎内)を
チャンバー(空調室)に
するため
別途の
空調室が不要

壁掛けエアコン型
全館空調

イラストは近年お値打ちな全館空調システムとして普及している壁掛けエアコン型と言われる全館空調です。

家庭用の壁掛けエアコンを利用するため、比較的安価に導入できる全館空調システムというのが特徴ですが、ご覧いただいた通り、空調室と言われる空調専用の部屋を用意する必要があります。

壁掛けエアコン型全館空調システムのメカニズムを表したイラスト

SATERA
空調システム

その点、SATERA全館空調システムは家の構造上必ず必要な階の隙間や床下を空調室に見立てるため、限られた住宅のスペースの中を効率的に使用することが可能です。

同じ建坪の家でも空調室にスペースを割くのではなく、居室に割けるため、お施主様にとってご満足いただける提案が可能になります。

階間 チャンバー

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」のメカニズムを表したイラスト

階間&床下 チャンバー

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間&床下チャンバー」のメカニズムを表したイラスト

階間 チャンバー

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」のメカニズムを表したイラスト

階間&床下 チャンバー

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」のメカニズムを表したイラスト

Merit 02

チェックマークと温度計のイラスト

輻射効果が発生し
部屋ごとの温度ムラが
少なくなるので快適

熱の伝わり方には
大きく分けて3種類あります。

  • 1対流

    暖房で暖かい部屋のソファで寝る猫のイラスト

    空気が動くことで、その空気の熱が伝わる現象です。
    エアコンなどが一般的です。

  • 2伝導

    暖かいホットカーペットでくつろぐイラスト

    物と物が接触した時に、その接触面から熱が伝わる現象です。
    ホットカーペットや床暖房が挙げられます。

  • 3輻射

    太陽の暖かい日差しが降り注いでるイラスト

    放射線が熱を運ぶ現象です。
    一般的には太陽などが挙げられます。

SATERA空調が
どのように
輻射効果にて
家全体の温度を整えるかを
ご説明します

階間のみの場合

太陽のアイコン夏場

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」で、夏に家全体が涼しくなるメカニズム アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」で、夏に家全体が涼しくなるメカニズム

雪のアイコン冬場

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」で、冬に家全体が暖かくなるメカニズム

階間にためられた熱エネルギーをSATERAファンにて各居室へ送り込みます。
同時に天井や床からの輻射効果が得られ、家の中の温度をムラなく快適に保ちます
冬の暖められた空気は1階から2階に上がって家全体を暖め、
夏の冷たい空気は2階から1階へと下がって家全体を涼しくします。

階間&床下の場合

太陽のアイコン夏場

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間&床下チャンバー」で、夏に家全体が涼しくなるメカニズム アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間&床下チャンバー」で、夏に家全体が涼しくなるメカニズム

雪のアイコン冬場

アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間&床下チャンバー」で、冬に家全体が暖かくなるメカニズム

さらに床下を空調室化することで全館空調の効果をさらに高めることができます。
階間からの空気は床下に運ばれ、床下からのSATERAファンと輻射効果によって
さらに効果的に家の中を暖めたり涼しくしたりすることが可能です。

Merit 03

バツマークと家を工事するイラスト

極力ダクトを
使用しないため
複雑な
施工が不要

壁掛けエアコン型
全館空調

一般的な全館空調システムはダクトを使い各居室に熱エネルギーを送ります。
そのためダクトを天井裏や壁内などに配置するための設計が必要ですが、この設計にノウハウが必要です。

また施工時にも壁内の障害物などを避けて施工をしなければいけないため技術が必要ですし、無理をして施工をした結果、ダクトが半分に潰れてしまったままで十分な性能が発揮できないことも。

ダクトはお施主様にとっても掃除やメンテナンスがしにくく、ダクト内に結露が発生した結果カビ発生の恐れも。
  • ダクト

    壁掛けエアコン型全館空調で必要になるダクト”

  • ダクトの位置と空気の流れ

    壁掛けエアコン型全館空調のダクトの位置と空気の流れを表したイラスト

SATERA
空調システム

その点、SATERA空調システムはダクトを極力使わない設計・施工が可能です。

設計・施工・メンテナンスの手間がかかりがちなダクトがないため導入ハードルを下げることができるのもSATERA空調システムの特徴です。
アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」のメカニズムを表したイラスト
階間チャンバー
アルシスの全館空調SATERA空調システム「階間チャンバー」のメカニズムを表したイラスト

Merit 04

部屋の中に温度計があるイラスト

SATERAファンを
使用することで
各居室ごとの室温調整が
できるためより快適

全館空調は全室で快適な温度にする仕組みのため、暑がりの人・寒がりの人が一緒の場合、個別に調整したいというニーズには答えられないのが一般的です。

しかし、温度は人によって感じ方が違い、部屋の広さや太陽の当たり方によって状況は大きく変わります。

  • 雪のアイコン冬場

    部屋の温度の調整が不可

    部屋ごとの温度調整ができない全館空調システム
  • 雪のアイコン冬場

    流量による
    体感の調整が可能

    部屋ごとの温度調整ができる、アルシスの全館空調SATERA空調システム”

そのためSATERA空調システムは、各居室ごとに設置されたSATERAファンの風量を調整できるようにすることで、全館空調でありながら各居室ごとの温度をコントロールできるようにいたしました。

SATERAファンは、リモコンにて4段階の流量調整が可能です。
よってお部屋ごとに体感による室温調整が可能です。

Merit 05

ドライバーとモンキーレンチのイラスト

全ての部材を
大掛かりな工事なく
交換ができるため
長期メンテナンスに対応

一般的な全館空調システムは前述したように、天井裏や壁面に無数のダク
トを這わせたり、空調システム自体を埋め込むなどしてあるため、万が一の故障の際には大規模な工事が必要になる可能性があります。

その点SATERA空調システムは、各居室のファンも仕上がり面を壊すことなく取り替えられるメンテナンスがしやすい設計にしております。

簡単に清掃でき、空調機吸込み口フィルター、室内空気排気フィルター、屋外空気取り入れフィルターは月に一度。
空気清浄機は1年に一度で、メンテナンスの手間がかかりません。

1年に一度、空気清浄機の掃除をする親子のイラスト
青空と東京大学の外観

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導入しやすい
「SATERA空調システム」
ぜひ一度ご検討ください

またSATERA空調システムはより良いシステムへと進化を続けていきます。
東京大学大学院 准教授の前先生に性能測定結果を踏まえ、
アドバイスをいただきながらシステム改良をすすめております。

前 真之 Profile
前 真之 Profile

前 真之Masayuki Mae

東京大学
工学系研究科 建築学
専攻
准教授 博士 (工学)

  • 委員会等 :

    経済産業省 トップランナー制度(エアコン・エコキュート) 検討委員会 委員 他多数

  • 所属学会 :

    日本建築学会、空気調和・衛生工学会、日本太陽エネルギー学会

  1. 専門分野:建築環境工学
  2. 研究テーマ:健康・快適なエコハウスの開発普及

大学院在学時から25年以上、住宅の省エネルギーを研究。
現在は、健康・快適な生活を太陽エネルギーで実現するエコハウスの実現と普及のための、省エネや自然エネルギーなどの要素技術と設計手法の開発に取り組んでいる。